各診療科について

内科

内科は一般に内臓に原因する病気を、主として薬物療法により治療する科目です。
すなわち内科は全身の病気を対象にしているので、どの科の診療を受ければよいかわからない場合にまず訪れてください。扱う病気は感染症、循環器疾患、神経系疾患、消化器系疾患、血液疾患、呼吸器疾患、内分泌疾患、腎疾患、アレルギー・膠原病疾患など非常に広い範囲におよびます。対象年齢は15歳(高校生)以上です。

消化器科

消化器科は主に胃、食道、腸などの消化管と胆嚢・胆管、膵臓、肝臓の病気を扱っています。消化管は口から肛門まで連続する一本の管状の臓器で全長約9mに及びます。消化管は食物を消化、運搬し排泄する働きを持つため、腫瘍や潰瘍、炎症などの器質的疾患だけではなく、便秘や逆流性食道炎などの消化管運動不全に伴う機能的疾患も多いのが特徴です。そのため胃の痛み、胸の痛み、胸やけ、げっぷ、のどのつかえ、のどの違和感、胃のもたれ、膨満感、食欲不振、おう吐、腹痛、便秘、下痢、下血など、実にさまざまな症状が起こりえます。悪性腫瘍の場合は発見が遅れることが生命予後に影響する場合があります。気になる症状がある場合は自己判断で経過観察せず、まずは病院に受診しご相談下さい。

消化器科

当科で扱う主な病気

食道癌、胃癌、大腸癌、逆流性食道炎、急性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、急性腸炎、出血性大腸炎、虚血性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、腸閉塞、便秘症、過敏性腸症候群、胆石・総胆管結石、胆嚢ポリープ、急性胆嚢炎、胆嚢癌、閉塞性黄疸、急性膵炎、慢性膵炎、肝臓癌、原発性硬化性胆管炎

当科で可能な検査

上部・下部消化管内視鏡検査、消化管造影検査、超音波検査、CT検査

放射線科

身体の中の状態を調べることができる画像診断は、現在、不可欠となり、放射線科が担っています。必要とされる部位の画像を撮影し、解析・診断(読影)します。そのレポートは、各医師の所見とともに診療に活かされています。当院では、一般撮影検査、CT検査、透視検査などができます。

リハビリテーション科

リハビリテーション科は、主に神経・筋・骨格系の異常にもとづく運動機能障害者を対象として、医学的治療や治療的訓練を実施する診療科です。すなわち、疾患により生じた移動・身の回りの動作・コミュニケーションなどの障害に対して、失われた機能の回復をうながすとともに、残存能力を最大限に引きのばすための治療を行い、患者さんが家庭復帰や社会復帰ができるように援助しています。当院には理学療法士がおります。