久保内科病院 広報誌


Vol.11
2007年春号

発行/医療法人是心会 久保内科病院 佐世保市田原町11−9(広報委員会)TEL 0956-49-3377

雑 感                          院長 久保 次郎

 地球は温暖化してきている。科学者の話では大変なことになるらしい。あまりに大変なことで正確な予想は分かってはいるけれど公表しがたいとの噂もあるほどだ。これも人間が起こした環境汚染によるものが原因のようである。本当に人間というものは楽を覚えたらすぐそちらの方へ向かうものなのだろうか。私だけだと思いたい。昨日フルマラソンを疾走している人を見たら、ほとんどの人達は楽したいとはおもってないと信じたい。車があれば乗り、エレベーターがあれば乗り、ウォシュレットからは尻離れできなくなり、テレビ、パソコンはつけっ放し、メタボリックシンドローム一直線。CO2・オゾンは出しっぱなし。便利さとはどれ位の物と引き替えに手に入れているものか、よく考え、数字かなにかで分かり易く有益性と有害性の比をだすべきだろう。
 国は予防的手段として健診を義務付けようとしている。また得意の思いつき政策のような気はするが悪いことではない。それに前段で申し上げたようなことを付け加え、意識改革の教育も必要であろう。そもそも昔、私の大学の高血圧専門のボスが「国は癌の研究にはよく予算をまわすが高血圧や動脈硬化などには研究費をださない」と公式の場でも言っていた事が思い出される。脳卒中などでの寝たきりが増え最近はやっと改められたようであるが、遅きに失しているようである。癌の研究でもアメリカなどは癌発症者をすべて登録して、その後の経過をすべて網羅しているので、どういう治療法がどういう成績であるか分かるし患者も治療法の選択が容易のようである。わが国では、すべての発症者の追跡はなされていないと聞く。一部の症例の解析ではどうにもならないのではなかろうか。治療法の選択すらも正しくできないのである。
 国の施策として、療養病床を大幅に減らそうとしている。少し前には療養病床を造るのにあれだけの補助金を出して造らせていながらである。その無駄になるであろう補助金は税金である。その方策が失敗だとしたら、その部署は責任を取らねばならないだろう。民間であればあたりまえのことである。役人は全く違うのであろう。造っておいて、運営できない方向にもっていく。いつものやり方ではあるが、あきれてしまう。「架けたはしごをはずすだけではなく、はずすだけでは事たらず火までつけていきやがる」と言った人がいた。正にその通りである。彼らの頭の中で、人の命の価値が変動しているとしか考えられない行動である。命の価値というものは崇高でこの世で何物にも変えがたく、それは誰にとっても、いつでも、どこでも不変のものであると信じている。そうであれば病に苦しむ人、介護がひつような不自由な人などへの対応は、そう変わるものではない。また変えてはいけない。私は、国の施策には惑わされず信念、主張をもってこれまで通り治療、看護を続けていきたいと思っているが、どこまで国がそれをやれる施策をしてくれるかは不明である。あとは国民が、正しい医療、看護、介護とはなにかを知りそれを決める政治に影響を及ぼすような世論を盛り上げることだろう。新聞などのマスコミを信用せず、正しい情報を知る手段を持ち、政治にかかわり、影響を与えなければ、これからの少子化高齢化社会の日本の未来はないと思う。
甲状腺機能低下症について

医師 久保 貞子

 甲状腺機能低下症は比較的よくみられる病気です。ゆるやかに進行することが多い為に異常に気づきにくいことがあります。
 甲状腺機能が低下すると、疲れ易さ、寒がり、むくみ、便秘、脱毛、うつ症状、痴呆様症状などがみられます。原因が「橋本病」であることが多く、甲状腺(喉の前)が腫れることもあります。血液検査でコレステロールが高くなったり、心電図に異常がみられることもあります。
 甲状腺機能低下症が疑われた場合、血液検査にて甲状腺機能の状態を調べ、機能低下がみられたら、それが原発性(甲状腺の異常によるもの)か、あるいは中枢性(頭部の下垂体・視床下部の異常によるもの)かを見極め、ホルモンの補充療法をおこないます。
 甲状腺機能低下症は、放置した場合全身臓器の代謝が低下し、動脈硬化の進行をきたします。健康診断で高コレステロール血症を指摘されたり、疲れ易く、寒がりになったり、抜け毛が多く、食べ過ぎていないのに体重が増えたりしたら、いちど受診して甲状腺機能低下症の有無について診察を受けてみてください。



新人紹介コーナー

2病棟看護師 筒井 舞

2月より当病院に就職、2病棟に配属となりました。以前は福岡の病院の方で脳神経外科に勤めてまいりましたがしばらくの間、看護業務を離れており、まだまだ看護師としての経験も少ないのですが、内科系についての医療看護の知識もこれからもっと身につけていきたいと思っています。
患者様に対する看護、思いやりのある看護を念頭におき、職場の皆様とも協力し合い頑張っていきたいと思っています。これからよろしくお願いします。

管理栄養士 中島 仁美

12月から栄養管理室に配属されました、管理栄養士の中島仁美です。
皆様に安全でおいしいお食事をしていただけるようにがんばります。よろしくお願いします。

外来看護師 城山 千鶴子

新人紹介との原稿依頼に顔写真の撮影まで撮られて、内心(新卒の若い看護師さんでなくてごめんなさい(>_<)との思いで〜す。)初めまして、1月15日付けで、外来にて勤務させて頂いています。早2ヶ月になりますが、スタッフや他の職種の方々とも少しずつコミュニケーションも図れて、毎日楽しく業務しています。私事、数十年前看護師を目覚し、看護学生であった2年間、久保内科でお世話になりました。旧館を見るたびにあの頃の思い出が残っており、懐かしく「古巣に帰ってきたな〜」と実感しているこの頃です。当時の先生(坂口先生)や看護師さん(総師長)を始め何人かいらっしゃるので、心強く感じております。今後ともご指導のほどよろしくお願いします。(^_-)-☆

運転手兼事務 竹次 淳

昨年の11月15日より勤務させていただくことになりました、竹次淳です。
たけつぎ?って竹さんの・・・?「いいえ関係ありません」っと言いたい所ですが、「はい。息子です。」42歳で初めての転職、しかも父と同じ職場に勤めることになるとは思いもしませんでしたが、よき先輩として見習って精進して参ります。今後ともご指導の程、よろしくお願いいたします。


医療連携室を開始しました。

廣瀬 あゆみ・神園 まゆみ

 昨年7月1日より医療連携室の活動を開始いたしました。当院の医療連携室は地域医療機関との病病連携、病診連携をすすめ、紹介受け入れ体制の確立を目的としています。
 医療連携室の役割としては、前方連携・院内連携・後方連携があります。前方連携を担当しています神園です。地域の皆様からの医療相談や医療機関からの患者様紹介に対応しております。後方連携を担当しています廣瀬です。入院患者様の退院支援および指導や連携機関への定期的な情報提供を行っております。
 私たちは今後も地域医療機関との連携を図りながら、患者様第一を考えたサポートができるよう努めていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

嗜好調査 集計結果報告

管理栄養士 佐野・中島
栄養管理室 従業員 一同

 平成18年10月25日、26日 管理栄養士2名、長崎国際大学 健康栄養学科 実習生1名で、入院患者様を対象にした嗜好調査を実施しました。
病院の食事は、治療を目的としているため、使用できる食材や調味料に制限がありますが、
より良いものにしたいと考え、実施致しました。一部をご報告いたします。
対象者 66名
実施 52名
回収率 79%
性別 男性 16名
女性 36名
平均年齢 80.7歳
平均入院日数 2F・3F 25.2日
4F 201.7日

1.主食について

2.副食について

編集後記

 今回の「こころ」はいかがだったでしょうか?今回は、甲状腺についてですが、症状など気になる事がありましたらご相談を!また医療連携室を開始しましので、医療相談などありましたらお気軽にお尋ね下さい。今後ともよろしくお願いします。
 地球温暖化の影響か?暖かくなったり寒くなったり変な気候ですが、体調を崩されませんよう十分お気をつけくださいませ。
 また病院や広報誌に対するご意見ご感想もお願い致します。
次号よりワンポイントリハビリテーションを掲載します。

(笹山 智絵)

編集長  坂口(副院長)
編集委員 笹山・井手(事務部)、藤山・前田千・井元・鴨川(看護部)、岩佐(検査部)、田島(薬剤部)、橋口(放射線部)、中島(栄養管理室)

平成19年 8月20日作成